着付け教室が無料なのにはカラクリがある?有料の教室との違いは

着付け教室が無料なのにはカラクリがある?有料の教室との違いは

着付け教室を探していると「無料で体験」「無料で受講できる講座」など、無料をうたっている教室が多いなと思った人もいると思います。

無料と聞くと飛びつきたくなりますが、こちらではなぜ無料になるのかその仕組みを解説したいと思います。

着付け教室でレッスンが無料、なぜ?

着付け教室でレッスンが無料、なぜ?

着付け教室にレッスン料が無料の教室があるのはなぜなのでしょうか。それはもちろんボランティアではなく、無料でも成り立つビジネスモデルだからです。

そのビジネスモデルの仕組みは以下のとおりです。

  • 着物を着られるようになってもらい、最終的に着物を購入してもらうこと。
  • 初心者向けのコースを無料にして、さらにステップアップができる有料コースに進んでもらうこと。

「無料だから通ったのに高額な着物を買わされた」なんて話も聞こえてくるのは、こういったビジネスモデルだと知らなかったからなのです。

でも最初から着付けだけじゃなく着物にも興味がある人なら、着付けのレッスンが受けられて気に入った着物も購入できる一石二鳥のシステムではあります。ただ、やはりほしい着物がないのに押し売りをしてきたり、高額の着物ばかりすすめてくるような教室は、いい着付け教室とはいえないので気を付けましょう。

受講料が無料で有名な「日本和装」ってどう?

受講料が無料で有名な「日本和装」ってどう?

無料の着付け教室といえば大々的にテレビCMを流している「日本和装」が有名ですが、実は日本和装は着物の着付け教室ではありません。ホームページにも

「日本和装は、着付けの学校でもきものの小売業でもありません。」

と記載されています。具体的には着物の生産者と消費者を結ぶ「販売仲介業」というビジネスを行っている会社で、主な収益は加盟店(生産者側)からの仲介手数料になります。着付け教室を無料で行っているのはきもの人口を増やすため、ということなのですが・・・。着物が売れないことには仲介手数料の収益も上がりませんよね。そこで「チカラの入った売り込み」をしてクレームがあったことも認めています。

現在は「購入してもらえるのはありがたいが、気に入ったものがあったときだけでいいです」というスタンスを取っています。クレームも減ったということですが、実際は気合の入った販売をしてしまう販売員がいるという話も聞きます。

有料の教室なら着物購入の必要はない?

有料の教室なら着物購入の必要はない?

タダほど怖いものはありませんよね。でも有料の着付け教室なら着物を買わされることがなく安心して通えるのでしょうか。

有料無料に関わらず、カリキュラム内での販売はなくても展示会の案内などが含まれていることはよくあります。また初心者向けのコースは無料ではなくても料金設定が格安である場合が多く、上級コースに進むと内容が高度になりその分受講料もグンとアップします。資格取得も含まれてくるので、受験料や認定料、お免状代など受講料とは別にかかる料金の負担も大きくなります。

初級コースが安いからと習ってみたら面白くて、そのまま上のコースに進んだら受講料の高さにびっくり!なんてことにならないよう事前の情報収集は重要です。

受験料や認定料など別途必要になる料金についてはホームページで公開している教室もあります。問い合わせや資料請求で確認できる教室もありますが、聞いても言葉を濁したり教えてくれない教室は要注意です。


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