アロマテラピーの効果とは?「癒し」のメカニズムを知ろう!

アロマテラピーの効果とは?「癒し」のメカニズムを知ろう!

アロマテラピーは、香り成分で美容や健康をサポートする自然療法です。

「香り成分だけで?」と思う人もいると思いますが、こちらではアロマテラピーが心身のさまざまな症状に働きかけるメカニズムを解説します。
また、いま注目の「メディカルアロマ」についても紹介します。

アロマテラピーとは?

アロマテラピーとは?

アロマテラピーとは、AEAJ(公益社団法人日本アロマ環境協会)によると

「植物から抽出した香り成分である、精油(エッセンシャルオイル)を使って美と健康に役立てていく自然療法」

と定義されています。

精油の香りを嗅いだり、専用のオイルに精油を混ぜてマッサージに用いたり・・・。精油を使い分けることでリラックス効果やリフレッシュ効果、集中力を高める効果が期待でき、現代のストレス社会において注目されている療法なのです。

ただし精油は原液での利用に注意があるほか、精油の種類によっては禁忌となる人もいるため、正しい知識が必要となります。

アロマテラピーの効果~香りで自律神経が整う?

アロマテラピーの効果~香りで自律神経が整う?

アロマテラピーのメカニズム
人間の五感の中で唯一ダイレクトに脳に届くのが「嗅覚」。香りを嗅ぐことで心や体にいろいろな効果が生まれる理由は、この「嗅覚」にあります。
精油にはさまざまな成分が含まれていて、これらの成分の組み合わせにより消毒、殺菌、消臭、鎮痛、鎮静、抗炎症などの作用が生まれます。
これらの作用を持った精油の香りを嗅ぐと、その香りの情報が電気信号となって脳の中枢に届くのです。
アロマテラピーの効果
精油の香りが自律神経の中枢である「視床下部」に働きかけると、自律神経の乱れが整いリラックス効果が生まれ、精神的な不調や気分の落ち込み、不眠などの改善につながります。またホルモン分泌にかかわる「下垂体」に働きかけると、ホルモンバランスが整いPMS(月経前症候群)改善や美容効果が期待できます。こうした脳への働きは認知症予防にも効果があるといわれています。
さらに香り分子が肺から全身に巡ることで、疲労回復や筋肉痛、冷え、凝りの解消、老廃物の排出などの効果もあるといわれ、様々な症状の緩和に役立つといわれています。

注目されているメディカルアロマって?

注目されているメディカルアロマって?

最近注目されている「メディカルアロマ」。一般的なアロマテラピーと何が違うのでしょうか。

日本のアロマテラピーは、香りを楽しむことやリラクゼーションを目的として精油を用いるのが一般的です。

一方メディカルアロマは、薬理効果のある精油を用いて体の内側から不調を軽減したり機能を改善する自然療法です。

メディカルアロマは、もともとハーブが身近な存在にあったヨーロッパで活発に活用されています。フランス式のメディカルアロマは実際に医療に活かされているのが特徴で、感染症や慢性疾患などの治療薬として精油が薬局で処方されることもあります。

しかし日本では、精油は薬としての認可を受けていないため治療に使うことはできません。そこでイギリスから広がった、治療を補完する自然療法として精油を用いる方法を「メディカルアロマ」として取り入れ、現在、医療や福祉の現場での導入が進んでいるのです。


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