ピアノの選び方とピアノの種類

ピアノの選び方とピアノの種類

「ピアノを始めたいけど、ピアノは持っていない・・・」「子どもがピアノを習うから購入する予定」など、これからピアノを準備する方は、どんなピアノを選べばいいのか悩む人も多いと思います。

この記事では

  • ピアノの種類やその特徴
  • 環境や目的に合わせた選び方

などについて解説します。これからのピアノ選びの参考にしてみてください。

ピアノの種類と特徴を知っておこう

ピアノは、大きく分けて次の3つの種類があります。

  • アコースティックピアノ
  • 電子ピアノ
  • ハイブリッドピアノ

それぞれの種類について詳しくみてみましょう。

アコースティックピアノ

アコースティックピアノは、指先で鍵盤を押すとその力でハンマーが弦を叩き、音が出る仕組みのピアノです。大きいほど弦が長く、音の振動も大きくなるため響きもよくなります。

いわゆる昔からある本来のピアノでもあり、

  • グランドピアノ
  • アップライトピアノ

の2つのタイプがあります。

グランドピアノ
グランドピアノ
コンサートや演奏会などで使用されるピアノです。奥行きは1.7〜3mと大きく、ダイナミックな力強さから指先の繊細な表現まで伝えることができます。
学校の音楽室や体育館、講堂などにもよく置いてあり、ホテルのロビーなどでみかける場合もあります。重厚感と存在感があり、ピアノといえばグランドピアノをイメージする方も多いと思います。
アップライトピアノ
アップライトピアノ
背の高さが1.1m〜2.7mくらいの縦型ですっきりとしたシルエットが特徴で、グランドピアノよりもコンパクトなピアノです。

アコースティックピアノは、年に1〜2回の定期的な調律が必要ですが、メンテナンスをしっかり行うことで長く使い続けられるピアノでもあります。

電子ピアノ

電子ピアノ

弦を利用するアコースティックピアノと違い、電子データ化された音源が内蔵されているピアノです。

さまざまなモデルがありますが、一般的に小さくて軽いのが特徴です。音量調節や音色を変えることもできます。音はスピーカーから出ますが、ヘッドフォンをつけて演奏することもできます。また調律の必要もないので、利用しやすいピアノです。

ハイブリッドピアノ

ハイブリッドは「融合」や「組み合わせた」という意味で、ハイブリッドピアノはアコースティックピアノと電子ピアノの音の仕組みを融合させたピアノです。

アコースティックピアノのハンマーアクションが搭載され、鍵盤のタッチ感はアコースティックピアノそのものを再現していますが、弦は張られておらず、最新のデジタル技術を使って豊かな音が作り出されています。

またピアノ自体もスペースを取らず、音量調節も可能です。ヘッドフォンを使うこともできます。

【環境・目的別】ピアノの選び方

【環境・目的別】ピアノの選び方

先にも書いたとおり、ピアノにはいくつか種類があります。

どのピアノを選ぶかは、ピアノを弾く目的やピアノを置く環境で変わります。

例えば「好きな曲を弾けるようになりたいけど音色にこだわりはない」など趣味の範囲で弾く人と、「将来は音大にいき本格的にピアノを弾く道に進みたい」「コンクール入賞を目指している」という人では、適したピアノが異なります。

また、ピアノを置くスペースがどの程度あるのか、壁や床の厚さや、周囲の環境など住宅環境によっても選ぶピアノは変わってきます。

目的別

本格的に弾きたい→グランドピアノ、アップライトピアノ
  • 子どもがピアノ教室に通っている
  • ピアノならではの表現力をつけたい
  • ピアノのタッチにこだわって弾きたい

など

趣味で楽しく弾きたい→電子ピアノ
  • とりあえず始めてみたい
  • 気軽に楽しみたい
  • 他楽器の音も楽しみたい
  • 低価格でピアノを手に入れたい
  • バンド活動など外で演奏するために持ち運びもできるといい

など

環境別

グランドピアノやアップライトピアノなどのアコースティックピアノを置くには、住宅環境も重要です。

特にグランドピアノのような大きなサイズのピアノを置ける家庭はそう多くはありません。また、周囲の環境や住宅事情から大きな音を出せない場合もあります。

  • ピアノを置くスペースがある→アップライトピアノ
  • 温度湿度が安定した広いスペースがある→グランドピアノ
  • 大きな音が出せない→電子ピアノ
  • 小さいスペースしかない→電子ピアノ
  • ピアノを置くスペースがあるけど騒音トラブルの心配がある→ハイブリッドピアノ

騒音トラブルの心配があるけど、どうしてもクラッシックピアノを置きたいという場合は、次のような防音対策を取ることで問題が解決できることもあります。

  • 遮音マットを壁とピアノの間に挟む
  • 消音装置を取り付ける
  • 防音室を設置する


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