着物の着付け教室には、大手や個人の教室があったり教室によってカリキュラムやシステムが違ったり・・・。どうやって選べばいいのか迷ってしまいますよね。
こちらでは、自分に合った着付けが学べる教室選びのポイントをまとめました。ぜひ参考にしてみてください。
自分にあった着付け教室の選び方
- ①目的を明確にする
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なぜ着付けを学びたいのか、まずはその目的をはっきりさせておきましょう。
- 自分で着付けができるようになりたい
- 他人に着付けできる技術をつけたい
- 将来着付けの仕事をしたい
など、初心者でも目的によって習うレッスン内容が変わります。
- ②実際にかかる料金をチェックする
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無料あるいは提示されている受講料以外に、
例えば- テキスト代
- 施設利用料
- きもの類のレンタル代
- 肌襦袢、裾除け、足袋等の事前購入代
- 資格取得できる場合はその受験料や認定料
などが実際には追加でかかる場合があります。
- ③システムをチェックする
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教室によってシステムはかなり違います。
- 授業スタイルはマンツーマンかグループ形式か、講師はレッスンごとに変わるのか最後まで同じなのか。
- 練習用の着物類はレンタルできるか、レンタルできる場合、その範囲は。
- 振替制度があるか。
- ④カリキュラムをチェックする
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カリキュラムに、自分が目的としている内容があるかを確認しましょう。
- 受講期間
- 取得できる知識や技術
- 販売会や展示会の有無(参加は強制か)
とくに技術面でみると、帯の結び方は各教室ごとに特徴があります。初心者でもできる簡単な内容をメインにしているところや、いろんな種類の結び方を教えてくれるところもあります。
また上級コースのカリキュラムはさらに細分化します。目的につながる内容かどうか、カリキュラムと料金を忘れずに確認しておきましょう。
- ⑤一度教室に行ってみる
- 気になる教室を見つけたり、ホームページや資料で教室を絞ったら見学や体験をしてみましょう。条件は合っていても教室の雰囲気、講師の人柄、教え方などは実際に目で見ないとわかりません。
大手と個人教室の違いとおすすめは?
着付け教室と一口に言っても、CMを流すような大手の着付け教室や個人で行っている教室もあります。
大手と個人の教室の違いを見てみましょう。
- 大手着付教室
- 教室数が多く、駅チカで立地のいい場所にあるのが特徴。全国規模で開講している教室もあり、受講料無料の教室も多くあります。
無料の場合は基本の簡単な着付けが学べる内容になっていますが、決まったカリキュラム通りに進むので、教え方は画一的です。ただ、着物のレンタルができたり着物を着てお出かけできるイベントを催すなど初心者に着物の世界を楽しんでもらうことが目的にもなっています。
さらに上を目指したい人は、より深く学べるコースや師範を目指すコースなど有料の上級コースが用意されています。
- 個人着付教室
- 自宅で開講しているケースが多く、その分アットホームな雰囲気で学べます。また生徒一人一人のペースに合わせて教えてくれるので、技術が習得できないまま終わってしまうことがありません。
ただし、教室によって教え方や受講料に幅があります。
どちらもメリットデメリットがありますが、初心者には、通いやすさや受講料の点など大手の方がハードルは低くおすすめです。