Webライターには誰でもなれますが、稼げるWebライターになるためにはSEOの知識は必要不可欠です。
WebライターができるSEO対策をしっかり行って、クライアントやユーザーの満足度の高い記事を書けるようになりましょう!
ここでは、SEOとは何か、SEO対策の種類、WebライターがSEOを学ぶメリット、WebライターができるSEO対策には何があるのかを詳しく解説します。
SEOとは何か?
SEOとは、「検索エンジン最適化(Search Engine Optimization)」の略称です。主にYahoo!やGoogleなどで検索をした時に結果の上位に表示されるようにすることを指し、そのための施策を「SEO対策」と言います。
簡単に言うと、「“このサイトはユーザーにとって有益な情報が多く含まれているから、検索結果の上位に表示(=最適化)させてユーザーに満足してもらおう”と検索エンジン側に判断させる」ことです。
そのために、「ユーザーにとって使い勝手が良く、質の良い情報があるサイトを提供」し、「そのサイトが有益であることを検索エンジンに正しく認識させる」ように対策を行います。これが「SEO対策」です。
検索結果の上位に表示されるとサイトを訪れるユーザーが増え、認知度の向上や商品の販売などサイトの最終目的を達成できる可能性が高まります。
SEO対策の種類
SEO対策は、「内部対策」と「コンテンツ(記事)SEO対策」、「外部対策」の3種類に分けられます。
- 内部対策
- サイト内のユーザビリティ(※)を向上させ、検索エンジンに適切に評価させるもの
- コンテンツSEO対策
- 検索エンジンにサイトの有益性を正しく評価してもらうために、サイトの中身を改善するもの
- 外部対策
- ほかのサイトから、自社サイトの高評価を得るためのもの
※ターゲットとなるユーザーが満足に使えること
簡単に表にまとめました。
- 内部対策
- コンテンツ(記事)SEO対策
- 外部対策
- 対策範囲
- サイト内部
- サイト内部
- サイト外部
- 内容
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- 検索エンジンに見つけてもらいやすいサイトデザイン
- ユーザーが使いやすいリンク構造
- 表示スピードの向上 など
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- 良質なコンテンツの作成
- 検索エンジンが評価しやすいコンテンツの作成 など
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- 外部のサイトからのリンクを誘致
- SNSやプレスリリースでサイトをPRする など
この中で、Webライターが担う対策は、コンテンツSEO対策です。
Webライターが行うコンテンツSEOの具体的な基本対策を下記で解説します。
WebライターがSEOを学ぶメリット
基本のSEO対策を知る前に、なぜWebライターがSEOを学んだ方がいいのか、そのメリットをご紹介します。
- こんなにある!WebライターがSEOを学ぶメリット
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- サイトへの自然検索によるアクセス数が増える
- 多くの人に読んでもらえる
- 収入アップや継続依頼の可能性がある
- ライター以外の仕事もできるようになる
Webサイトへのアクセス方法は、ブックマークやSNS経由などいろいろありますが、およそ9割が検索エンジンを使ったキーワード検索(「自然検索」と言います)の結果からです。
SEOによって検索結果の上位に表示されるようになれば、自然検索からの流入が増え、多くの人に文章を読んでもらえるようになります。
アクセス数が増え広告のクリックなどによってクライアントの収入が増加すれば、ライターへの報酬UPや、継続したライティングの依頼を行う可能性があります。
また、SEOを理解していると、Webのマーケティング担当やWebメディアの編集者、SEOのコンサルタントなど「Webライターよりも収入の多い仕事」ができるようになります。
Webライターが知っておくべき基本のSEO対策
先にも述べたように、SEO対策の種類で説明した表にある「コンテンツSEO対策」が「Webライターが知っておくべき基本のSEO対策」です。
- コンテンツSEO対策
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- 良質なコンテンツの作成
- 検索エンジンが評価しやすいコンテンツの作成
これらを実現するための具体的な方法をご紹介します。
検索キーワードを意識してちりばめる
クラウドソーシングで案件を受注した場合、通常は編集者やディレクターなどクライアント側から検索キーワードが指定されます。
検索キーワードとは、Yahoo!やGoogleなど検索エンジンの検索欄に入力するキーワードのこと。
例えば、40代向けの化粧水を求めている人は、「40代 化粧水」と検索することが予想できます。このターゲットユーザーが検索するであろうキーワードが「検索キーワード」です。
できるかぎり、指定されたキーワードを文章全体にちりばめて使いましょう。
昔は「1行目にキーワードを必ず使用する」という対策がありましたが、現在は検索エンジンの機能が上がっているため無理に使う必要はありません。
キーワードが指定されていない場合、Webライターから「この記事で狙うキーワードは○○でしょうか?」と確認しましょう。
タイトル・見出しにキーワードを使用する
検索エンジンに評価されやすくなるため、タイトルには必ずキーワードを入れましょう。
ユーザーが見たい情報を早く探せるように、タイトル内のなるべく早い位置にキーワードを入れることも大切です。
また、目次に表示される小見出しにも、不自然にならない程度にキーワードを使用します。
関連キーワードを意識する
「関連キーワード」とは、検索キーワードあわせて検索される可能性が高い言葉のこと。「共起語」とも言われます。
- 検索キーワード
-
- 40代
- 化粧水
- 関連キーワード
-
- 化粧
- おすすめ
- 成分
- ケア
- 美白
- 保湿
- ランキング
- ローション
- 人気
- サイト
- プチプラ
- 価格
- コスメ
- シミ
- ml
- 公式
- 配合
- スキンケア
- 税込
- 化粧品
- エイジング
- 女性
- ハリ
関連キーワードを意識した文章を書くことは、ユーザーのニーズに合った記事を書くことにつながります。また、ユーザーの満足度が高い記事は、検索上位に表示されやすくなります。
関連キーワードの指定がない場合は、「共起語検索ツール」と検索すると“関連キーワードを探せるサイト”を見つけられます。
最初は、キーワードを意識した自然な文章を書くことは難しいかもしれません。
しかし、コンテンツSEO対策としてとても重要なことなので、上記の3点だけは常に意識してライティングすることが重要です。