精油(エッセンシャルオイル)は数百種類以上あるともいわれ、それぞれ特徴や効能が違います。
こちらでは不調や悩みの症状・目的別に、初心者でも使いやすい精油を紹介します。選ぶポイントは「自分が好きな香りを使うこと」。ぜひ参考にしてみてください。
【身体的な不調に】おすすめアロマオイルと効能
- 冷え性
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体の巡りが悪くなると起こる冷え性。同じ理由でむくみやコリの症状も出やすくなります。
体を温める作用のある精油、血流をよくする精油を選ぶといいでしょう。- レモン
- オレンジ・スイート
- マジョラム
- ジュニパーベリー
- ラベンダー
- 頭痛
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頭痛の原因は、ストレスや緊張からくるものや心因性のもの、首・肩のコリが原因の場合もあります。また頭が締め付けられるように痛む緊張型頭痛や、ズキンズキンと痛む偏頭痛など症状もさまざま。原因や症状にあった精油を選ぶといいでしょう。
- ストレスからくる頭痛
ラベンダー、ローマンカモミール - 肩、首のコリからくる頭痛
レモングラス、グレープフルーツ - 偏頭痛
ラベンダー、ローマンカモミール、ペパーミント - 緊張性頭痛
ペパーミント、ラベンダー
- ストレスからくる頭痛
- 生理痛
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月経前にイライラしたり憂うつになったり頭痛が起こったり・・・月経前症候群(PMS)をはじめ、生理痛の症状は人それぞれです。
原因となるホルモンバランスの乱れを整えてくれる精油がおすすめです。- ゼラニウム
- ラベンダー
- ローマンカモミール
- クラリセージ
- ネロリ
- イランイラン
- グレープフルーツ
- 疲労感
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ストレスや睡眠不足が続くと免疫系が弱まり、なかなか疲労がとれません。また血流が悪くなると老廃物が排出されず疲労の原因に。
疲労回復が期待できる、免疫力強化の精油や血流促進の精油がおすすめです。- レモン
- ローズウッド
- ラベンダー
- マジョラム
- ローズマリー
- ジンジャー
【精神的な不調に】おすすめアロマオイルと効能
- ストレス・イライラ
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ストレスを感じイライラしているときは、自律神経のバランスが崩れて心も身体も緊張している状態です。緊張を解いて心身のバランスが整う精油を選ぶといいでしょう。
- ラベンダー
- イランイラン
- ローマンカモミール
- ネロリ
- フランキンセンス
- マジョラム
- サイプレス
- レモンバーム(メリッサ)
- ゼラニウム
- 気分が落ち込んでいる
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環境の変化やストレスにより脳の神経伝達物質の量が不足すると、気分が落ち込む=うつ状態になると言われています。
不安を和らげたり気分を明るくする精油がおすすめです。- ラベンダー
- ベルガモット
- マジョラム
- ゼラニウム
- ジャスミン
- オレンジスイート
- レモン
- ネロリ
- グレープフルーツ
- 眠れない
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自律神経のバランスが崩れると、交感神経が優位な状態が続き気持ちが高ぶって不眠に。鎮静作用のある精油で交感神経を抑え、副交感神経の動きを正常にし、自律神経のバランスを整えましょう。
- ラベンダー
- ベルガモット
- ネロリ
- オレンジスイート
- マジョラム
- フランキンセンス
- サンダルウッド
- イランイラン
- クラリセージ
- ローマンカモミール
- 季節の変わり目による不調
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季節の変わり目は気温や気圧の変化が大きく、病気とはいえない不調が起きやすい時期でもあります。
そんな時は、不安を抑えリラックスできる精油を使って崩れがちな自律神経を整えるといいでしょう。- イランイラン
- ラベンダー
- ベルガモット
- ゼラニウム
- サンダルウッド
- オレンジ
- ペパーミント
- ローズマリー
- ティートリー
【リフレッシュ・リラックスに】おすすめアロマオイルと効能
- リフレッシュ
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元気を出したいときなどは、気分を明るくしてくれる精油やリフレッシュ効果のある精油がおすすめです。
- グレープフルーツ
- ジュニパー
- ローズマリー
- ベルガモット
- ペパーミント
- レモン
- ジャスミン
- オレンジ
- シダーウッド
- ゼラニウム
- ティートリー
- ローズウッド
- ユーカリ
- 集中力を高めたい
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集中力をアップさせたいときは、眠気を覚まして頭をすっきりさせる効果のある精油がおすすめです。
- ローズマリー
- ユーカリ
- ペパーミント
- レモン
- バジル
- レモングラス
- グレープフルーツ
- ベルガモット
- ジンジャー
- リラックス
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「気持ちが張り詰めている」「緊張をほぐしたい」。そんなときは、神経系の働きを鎮める作用のある精油で気持ちを落ち着かせるとリラックスできます。
- イランイラン
- ネロリ
- ラベンダー
- カモミール
- ユーカリ
- サンダルウッド
- ローズウッド
- ゆず
- ベルガモット
- オレンジスイート
- ティートリー
- フランキンセンス
- ゼラニウム
- 瞑想
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瞑想と聞くと難しそうですが、世界的に注目されている「マインドフルネス」も瞑想の一つ。全力でこの瞬間を集中することで、リラックスしているのに研ぎ澄まされた感覚になり精神的に安定します。精油を用いるとより集中しやすい状態になります。
- ローズマリー
- サイプレス
- ジュニパー
- フランキンセンス
- サンダルウッド
- シダーウッド
- ネロリ
- ベチバー
- ラベンダー
- ローズ
- ローズウッド
精油選びで注意したいこと
100円ショップや雑貨屋などでは、精油と似た小瓶に入った安価なアロマオイルがよく売られていますが、これらは植物の香りに似せて人工的に作られたものです。
アロマテラピーで用いるものは、植物から抽出された純度100%の精油(エッセンシャルオイル)にしましょう。また肌の弱い人はパッチテストを行い、妊娠中の使用は医師に相談すると安心して使えます。